早くしなさいと子供を怒るのは逆効果?子供の成長を大事に!

着替え、歯磨き、お片づけ…。子どもたちに小さいうちから身につけさせたい生活習慣はいろいろあります。しかし、それを自発的に行うのはなかなか難しいものです。

就学前に身につけさせたい生活習慣


三つ子の魂百まで」や「3歳児神話」という言葉を耳にしたことがあると思います。子どもが小さいうちから、しつけや教育をしなければならないと考えているお母さんは多いのではないでしょうか。
しかし、「早く」「 ができないとダメなのよ!」「できないとダメなのよ!」と子どもに口うるさく言い続けていると、子どもは自分のことがよくわからなくなってしまいます。叱るだけでは、良かれと思ってしたことが裏目に出てしまいます。


何でもすぐにできる子、のんびりしていて時間にルーズな子、好奇心旺盛だけど飽きっぽい子などなど。いろんな子どもがいます。同じ親から生まれた兄弟でも、性格がまったく違うこともあります。子供は生まれながらにしてある特徴を持っており、その特徴は変えることができません。
それは、能力の高低ではなく、その子が生まれ持った性格や性質によるものです。つまり、無理に叱って変えようとしてはいけないということです。


叱られすぎると、子どもは「自分は悪い子だ」と思い込むようになります。特に、叩くことは最悪の行為です。叱られすぎると、子どもは「自分はダメな子だ」と思うようになり、自分自身を過小評価するようになります。その結果、自己肯定感が得られず、自己否定感が定着してしまいます。
しかし、のんびり食事をしているからといって毎日会社に遅刻したり、歯磨きがきちんとできないからといって虫歯になってしまっては困ります。どうすればいいのでしょうか?

日常生活の中で、少しずつ身につけさせていきましょう!


生まれてから数年で言葉が話せるようになるなど、子どもは新しいことを吸収する能力に長けています。しかし、足の遅い子が早く動けるようになったり、ずぼらな子が上手に片付けられるようになったりするのは、新しいことを吸収するのではなく、生まれ持った資質を自己改善するためです。それには、吸収するだけではなく、自分の中での強いモチベーションと、それに基づく強い意志が必要です。この2つは大人になってからでないとできないことなので、子供のうちに自分を改造するのは本当に難しいことです。ですから、苦手なことを直そうとして叱りすぎるのはやめて、できるだけ楽にしてあげてほしいと思います。

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