子どもの勉強嫌いは認知機能に問題があるケースもある?どう見分けて対策するの?

なぜ認知機能の低下は勉強の妨げになるのか
子どもの認知機能が弱いと、勉強に支障をきたすことがあります。これはどのような仕組みなのでしょうか。
各教科を学習するためには、学習の土台となる認知機能(記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断など)の力が必要になってきます。その結果認知機能が弱いと、『漢字が覚えられない』『黒板の文字が写せない』『繰り上がり計算ができない』などのほか、先生の話を集中して聞けない、不注意なことが多いといった行動にもつながってしまうのです。
しかし、こうした認知機能の弱さは、学校や家庭でなかなか気づかれず、一見するとやる気がない、怠けているように見えるかもしれません。実際、その子に問題があることに気づいていながら、どう対処したらよいか途方に暮れている先生や親御さんは少なくありません。
漢字がうまく書けない子どもは、視覚認知に問題があるのかもしれません。
では、認知機能が弱い子どもには、具体的にどのような傾向があるのでしょうか。


何度ドリルで教えても漢字がうまく書けない、何度丁寧に教えてもひらがなが正しく書けない、といったケースはそのひとつです。
視力が正常でも、視覚に障害があると、形や文字が正確に認識できないことがあります。また、文字や図形を理解できない黒板の文字を書き写すことができないといった状況も起こりえます。見たものを正確に書き写すことができないと、頭の中で記憶することが難しくなります。そのため、テストの成績が悪くなる生徒も少なくありません。
簡単な図形やひらがなを写すことができないと感じたら、点つなぎや写し取りなど、認知機能を高めるためのトレーニングを行うことをおすすめします。


計算が苦手なお子さまは、数の概念が未熟である可能性があります。
一方、計算が苦手なお子さまは、認知機能が未発達である可能性もあります。
計算が苦手な子どもは、数の概念が未熟であるケースが多いのです。数の概念には大きく分けて2種類あります。ひとつは、「ミカンが4個、リンゴが6個」のような「いくつあるか」という数の基数性。もうひとつは、「前から3番目」「横から5番目」といった数の序数。この2つの概念を統合することで計算ができるようになると言われている。
簡単な計算は授業で繰り返し行うことで徐々にできるようになりますが、大きな数字を扱う新しい計算が急にできなくなることがあります。
その子の弱点を知るには、「前から4人目に2番目に大きいリンゴをあげなさい」など、基数と序数を組み合わせた問題を解かせるとよいでしょう。発達段階には個人差があります。子どもの発達段階をきちんと見極めて、そのレベルに合った量の問題をやるとよいでしょう。

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