家事をしないことが子供の成長を助けることになるとは思ってなかった!しないことが大事なこと

家事を手放し、子どもたちに託す
暑い暑い8月が始まった矢先、私は手術のために入院した。今思えば、あの入院は必要な出来事だったような気がしないでもない……。
7月のはじめに、手術を受けることにしました。驚きましたが、私は2人とも帝王切開で出産していたので、すでに手術の恐ろしさを体験していました。手術の日は8月の初め、ちょうど夏休みが始まった頃でした。
帰宅して子どもたちにそのことを話すと、「え?大丈夫なの?まさか死ぬんじゃないでしょうね?と驚いているようでした。
大丈夫、死なないよ。
私の家族は私と娘2人です。入院前に、入院中に家に来てくれる母の負担を減らすために、仕事を早めに片付けるなどの準備をしました。しかし、家事を「あれもこれも」とするのは間違っていたようです。
娘たちには、自然に夕食の支度ができるようになってほしかったのです。
無事に手術を終えて5日後、私はひょんなことから退院することになりました。体調はいいのですが、体が思うように動きません。横になるのも、立ち上がるのも、ただただ大変でした。家事などできるわけがない…。
しかし、入院中も退院後も、二女は自然と「自分でご飯を作る」「自分で食器を洗う」「夕食の手伝いをする!」ことができるようになりました。
パンや卵を焼く程度とはいえ、ほとんどの食事を自分で作ってきた私にとっては、大きな成長です。
というか、私が「毎日ご飯を作って出す」ことが、子どもにとって当たり前のことになっていたのでしょう。
自分が満足するから、家事をしてあげていたんです。
今までは「自分が嬉しいから家事をしてあげていた」のだと気づきました。娘たちのためにやっているつもりが、実はそうではなかったのです。
娘たちに頼むのがだんだん面倒くさくなって、自分でやったほうが早いし、楽なんです。
でも、手術で体が動かなくなったおかげで、やっと家事を手放し、子どもたちに任せることができるようになったんです。
最近では、子どもたちもレシピ本を開き、材料を調べたり買ったりして、自分でお菓子を作るまでに成長しました。私の手際の良さは、実は簡単で楽な解決法だったのです。しかし、娘たちには決してそうではありませんでした。

自分がしないといけないという思い込みから子供たちの成長する機会をロスすることを知ったため、逆に知らない方にはぜひ知ってほしいエピソードだと思います。

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