マスクをつけなさい!前に嫌がる子供の心理を知る
子どもたちの中には、例外的に察しの良い子もいます。口をマスクでふさがれることに不安を感じたり、マスクの素材の感触や息苦しさ、暑さ、ゴムの耳への締め付けを嫌がったりするのです。また、いつもは優しいお父さんやお母さんがマスクをつけているのを見て、漠然とした恐怖を感じるお子さんもいます。
そんなお子さんには、「マスクしなさい!他の子もつけているよ!叱るのはご法度です。逆効果になることもあります。
親がお手本となって、マスクの大切さを伝えてあげてください。
怖がらせることなく、マスク着用の大切さを伝えることが大切です。小さい子どもには、マスクがばい菌から体を守ってくれるというイラストを描いてあげると、安心できるかもしれません。
また、親がマスクをつけている例を見せたり、マスクでOKマークを見せたり、笑顔で微笑みかけたりして安心させましょう。
命令形ではなく、疑問形を使って誘うようにしましょう。
子どもにマスクをつけてほしいときは、「つけなさい」と命令するのではなく、”Shall we try on the mask? “と聞いてみましょう。どうやってばい菌から身を守るの?”というように、質問の形で問いかけることで、子どもがしてほしい行動に誘導しやすくなります。
同時に、命令形は避け、他の子と比較することは、子どもの個性を否定し、やる気どころか自信を喪失させることにつながるので注意しましょう。
マスクは肌に優しい素材のものや、キャラクターが描かれたものを使用する。
肌の感覚が敏感なお子さまには、綿など肌に優しい素材のマスクを選ぶのもひとつの方法です。また、耳を覆うゴムで痛みを感じる子どももいるため、耳が痛くならないマスクも販売されているので、ゴムの伸縮性を確認し、子どもに合ったものを見つけるとよいでしょう。
また、布製のマスクに好きなキャラクターやワッペンをつけてあげると、子どもは手のひらを返したように喜んでマスクをつけてくれることが多いようです。本来、大人でもマスクをつけるのは嫌なものです。たとえ短時間でも、子どもがきちんとマスクをつけられたら、それは褒めるに値することです。
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